2009年8月17日月曜日

エリア




 これも2週間ほど前のことになります。今月の2日、一緒に結婚式の仕事をさせていただいているオルガニストの榎本さんの招待で、合唱団「ポリフォニア・サクラ」の定期演奏会を聞きに行きました。榎本さんはオルガンを演奏されました。
 今年はメンデルスゾーンの「エリア」でした。聖書のエリヤの物語です。英語ではElijahでイライジャと読みます。俳優のイライジャ・ウッドと同じつづりです。でも、この楽曲のタイトルは「Elias」とつづって「エリア」です。これはドイツ語だからだと思います。
 榎本さんのために花束を買って演奏会に出かけました。
 榎本さんの演奏されたオルガンは舞台の向かって左側にあります。
 ステージ後方の壁に、横長の白いスクリーンが設置されているのが見えますか? あのスクリーンに、今年は字幕が映し出されたのです。合唱はドイツ語でしたが、字幕を目で追いながら聞くのはとてもわかりやすく、音楽と言葉が相まって、とても感動的でした。
 エリヤは、多くの子供たちにとってヒーローです。聖書の物語の中で、子供たちが最も聞きたがるお話のひとつは、エリヤとバアルの預言者の対決の場面です。邪悪な女王に殺された神の預言者の、ただ一人の生き残り・・・。まるでスター・ウォーズシリーズのオビワンのようです。
 でも、神に従うことによって、彼が苦しまなくてはいけなかった数々の迫害の物語を、美しい音楽ととも聞くのは、涙が止まらないほどの感動でした。
 とても素晴らしい演奏会でした。招待してくださった榎本さんに心からの感謝を捧げます。

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