2009年6月26日金曜日

サボテンの花



 今日散歩に出かけると、近所の家の玄関先で、サボテンに花が咲いていました。
 僕の実家でも、鉢植えにサボテンを植えていましたが、花が咲いたのを見たことは一度もありませんでした。弱ってしおれたサボテンは、見た目に美しいものではありませんでした。特に、元気を失って鉢から垂れ下がり、地面にくっついているサボテンは、子供の頃の僕にはグロテスクに見えました。「どうしてこんなものをとっておくのだろう?」といつも思ったものです。
 でも、こんなに大きく咲いたサボテンの花を見るのは感動的でした。「そうか、お母さん、おばあちゃんはこれを見たかったのだ。」そう思いました。
 きっとイエス様が地上に戻られた時、すべてのサボテンには、このように花が咲き乱れるのだなと思いました。
 そういえば、「サボテンの花」という歌があったな。失恋の歌だったと思うけど。昔の歌だよね。僕がまだ子供の頃の歌だ。

2009年6月25日木曜日

初泳ぎ


 昨日、子供たちとプールに行きました。町民は、無料で使わせてもらえます。なんて、祝福なのでしょうか! 事務室で働いてくださっている方たちも、とても親切です。その方々は、監視員としても働いてくださっています。
 最近暑いので、日差しの下での運動はなかなか大変です。室内プールなので、とても快適です。思いっきり泳いで、よい運動になりました。子供たちも久しぶりのプールを楽しんでいましたよ。近くにこのような素敵な施設を与えてくださったことで、イエス様にも感謝します。

2009年6月23日火曜日

安奈からスカイプが来た

 あまり写真と関係ないけど。安奈がスカイプで話しかけてきました。(チャット) 日本語でタイプしても読めるみたい。(ケニヤのホームのコンピューター でも、僕がタイプする日本語が読めたということです。) 安奈はローマ字でタイプしなくてはいけなかったけどね。飛行機で20時間ぐらい離れたところにいる安奈と チャットできるなんて。すごく身近に感じました。うれしかった。
 面白い話をいろいろしてくれたけど、今度安奈が写真を送ってくれたら、みんなにも写真付き で教えてあげますね。
 安奈が住んでいる家は、何戸かの家と一緒に有刺鉄線のついた高い壁に囲まれていて、出かける時や帰ってくる時、門番(ガード)が門の 開け閉めをしてくれるようです。メイドや庭師もいて、食事を作ったり、掃除をするのはメイドさんの仕事のようです。スパゲッティーやチーズトーストを食べたと言うことで、食生活はあまり変わらないようですね。
 飛行機での機内食は、あまり味付けが美味しくなかったみたいですけれど。日本の料理のように味が細 やかじゃないみたいですね。隠し味がないみたいです。ただ塩しか使っていないような・・・。でも、ホームにはしょうゆもあったと言っていました。でも、日本で食べなれた味じゃないみたいです。きっと大豆じゃなくて、魚を使ったしょうゆかな?
 とにかく、安奈がアフリカに行って寂しく感じていたのでうれし かったです。特に食事の時に同じテーブルにいないので、「ああ、もういないんだ」って感じです。ペアレンツタイムに決まって聞こえた「コンピューター使っ てもいい?」と言う声も聞こえないし・・・。声が聞こえないって言うのが、一番実感させられますね。明るい安奈の笑い声が聞こえない。だからチャットできて楽しかった。





今年初めて捕まえた蛍。すぐ逃がしてあげたよ。きれいだった。

2009年6月22日月曜日

安奈は無事ケニヤに着きました!!

 皆さん。安奈の安全な旅のために祈ってくださって、ありがとうございました。昨夜メールがあり、安全についたとの知らせを受けました。イエス様に感謝します!!
 メールが届いたのは10時過ぎで、「もう寝ようかなぁー」と思っていた頃でした。ケニヤは日本より6時間遅いので、あちらはまだ夕方ぐらいだったようです。
 ケニヤの教会のみんなも、みんな親切な人ばかりだそうで、安奈も幸せそうでした。これで一安心です。


 僕たちが関空から帰ってきたのは次の朝の8時で、帰りの高速のパーキングで5回ぐらい仮眠をしながら帰ってきました。家に帰ってもう一眠りし、目が覚めると、机の上に安奈からの優しい感謝の手紙がおいてありました。「あんなのこと心配しすぎないでね!」だって。そうだね。もっとイエス様に信頼しなくちゃいけないね。パパも優しい娘(安奈)が持てて幸せだよ。健康にはくれぐれも気をつけてね。毎日祈ってるからね。
 

2009年6月21日日曜日

関空 その1

 安奈を関西空港まで送って行きました。お昼ご飯を食べて出発。途中、岸和田のサービスエリアで手作りサンドイッチの晩ご飯(晩パン)を食べて、空港に着いたのは7時半でした。


途中サービスエリアで、ドリンク・ブレイク。


空港の駐車場。忘れ物がないように最終確認。


駐車場を出る。空港はどっちだ?


何もかも新しいこと尽くめ。空港はとにかく広い。


空港に入って、まずはトイレに。でかい合わせ鏡に優人が感動。


マックでスナック・タイム。安奈は緊張で、あまり食事がのどを通らない模様。お姉さんのマーシーから電話がかかってくる。とてもうれしそう。かなり長い間話し込んでいる。

関空 その2


帰りの運転に備えてアイス・コーヒーを飲んでます。


ママから電話がかかってきた。


書類を「パイカレ」のクリアファイルに入れている。


荷物の重量制限は、20キロまで。安奈はすごく心配していた。荷物を載せると、ここ(赤い矢印)に荷物の重さが表示される。


ジャーン!!! ほぼ、ぴったりだ!! 安奈はすごく喜んでいました。イエス様は、こういう細かいところまで、ちゃんとお祈りに答えてくれます。


手続きの後、搭乗時間まで時間が余った。
いつも明るい安奈。パパは寂しくなるなぁ。でもうれしいよ。安奈が巣立っていく、記念すべき日だからね。

2009年6月19日金曜日

安全な旅のためにお祈りください


 いよいよ、明日安奈がアフリカに向けて旅立ちます。
 親としては嬉しいような、寂しいような・・・。
 子がひとり立ちし、自分の行くべき道を見つけ、幸せになってくれること、これほど嬉しいことはありません。
 それと同時に感じる寂しさ。6月に入って、だんだん出発日が近づいてくるにしたがって、感傷的になったりもしました。
 明日は、関西空港まで送ってあげます。安奈の幸せを心から祈ります。毎朝祈るでしょう。
 がんばってね!安奈。

 写真は、安奈の「行ってらっしゃいパーティー」

2009年6月14日日曜日

2009年6月3日水曜日

人体通信



 日曜日の読売新聞から。
 なんか握手するのも、躊躇したくなる世の中になりそうだな・・・。
 ますます愛が冷えそう。

2009年6月2日火曜日

金子みすずさん


 しばらく前に、子供たちをつれて図書館に行った時に、たまたま手にした詩集がありました。いくつか読んでみて、とても優しい詩だったので、借りて読みました。哀しい歌もあるのですが、とても優しい気持ちにしてくれる詩です。
 みすずさんは、明治から昭和にかけて生きた方です。幼いころに父を亡くし、弟も養子に出され、母親も再婚して、16のみすずさんは母親とも離れて暮らさなくてはいけなかったようです。結婚生活もうまくゆかず、離婚し、一人娘とも別れることとなり、服毒自殺を図ったようです。26歳の若さでした。
 夢想家だったようですが、目に見えない世界を感じ取っていたようです。

 「山いくつ」

 町のうしろはひくい山、
 山のむかうに村ひとつ、
 村のあちらは高い山、
 それから先は知らないの。

 お山をいくつ、越えたなら、
 いつかの夢のなつかしい、
 黄金(きん)のお城が見えるでせう。

 みすずさんの詩を書く才能や感性は、神様からの賜物だと僕は感じました。
 僕は、みすずさんが天国に行けるように、イエス様にお願いをしました。以前は、フランスの女性彫刻家、カミーユ・クローデル(1864-1943)のためにも祈ったことがあります。彼女たちは、女性が芸術家として認められることが、今よりもずっと難しかった時代に生きた人たちです。
 だれも、決して完璧な人間ではありませんが、イエス様は私たちの弱さを思い遣ってくださる方だと信じます。きっとイエス様は、僕の祈りに応えて、彼女たちに救いの手を差し伸べてくださるでしょう。
 もうひとつみすずさんの詩を載せておきます。

 「みそはぎ」

 ながれの岸のみそはぎは、
 誰も知らない花でした。

 ながれの水ははるばると、
 とほくの海へゆきました。
 大きな、大きな、大海で、
 小さな、小さな、一しづく、
 誰も、知らないみそはぎを、
 いつもおもって居りました。

 それは、さみしいみそはぎの、
 花からこぼれた露でした。

 写真は、僕が撮ってものではありません。インターネットで見つけたものです。でも、この辺でも見つかるんじゃないかな。きっと、みそはぎを見るたびに、みすずさんのことを思い出すでしょう。
 神様の御国という大きな海の、一しづくのような自分ですが、あなたのことを覚えて、祈らせていただきましたよ。